富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く (集英社新書) [ 井手 英策 ]

   

集英社新書 井手 英策 集英社トヤマハニホンノスウェーデン/ヘンカクスルホシュオウコクノナゾヲトク イデエイサク 発行年月:2018年08月17日 予約締切日:2018年07月20日 ページ数:224p サイズ:新書 ISBN:9784087210446 井手英策(イデエイサク) 1972年福岡県生まれ。

博士(経済学)。

東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。

その後、横浜国立大学などを経て、慶應義塾大学経済学部教授に就任。

専門は財政社会学。

2015年大佛次郎論壇賞、2016年慶應義塾賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 保守と革新、右と左を超えていくために/第1章 富山の「ゆたかさ」はどこから来るのか/第2章 どのように富山県の「ゆたかさ」は形づくられたのか?/第3章 家族のように支え合い、地域で学び、生きていく/第4章 危機を乗り越えるために「富山らしさ」を考える/終章 富山から透視する「歴史を動かす地域の力」 富山県は県民総生産が全国三一位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では六位、勤労者世帯の実収入では四位に浮上する。

背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。

さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。

しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。

富山も例外ではない。

つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。

一〇年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する一冊。

本 ビジネス・経済・就職 その他 新書 ビジネス・経済・就職

  • 商品価格:885円
  • レビュー件数:0件
  • レビュー平均:0.0(5点満点)

富山 関連ツイート